ブリコルール ファミリービジネス承継期の
組織変革支援のご紹介

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ファミリービジネス
承継期こそが変革チャンス

親族関係資産と社内組織資産を
次世代に向けて更新するために

ファミリービジネスとは?

一般的に同族企業と呼ばれる経営の形態を指しますが、法人税法で定義されている同族企業とは別に、創業者一族など“ある特定のファミリーが、会社の株式及び経営のいずれか又は双方を実質的に支配している、
あるいは会社の経営方針に大きな影響力を持つなどの企業をファミリービジネスと呼びます。(参考:日本ファミリービジネスアドバイザー協会ホームページ

承継期は、新旧の資源を融合させて
新しいステージを拓く絶好の機会です。

原点を確認した上で、過去の成功体験にとらわれずに、
次世代への大胆な変革を断行しやすいからです。

しかし実際には、変革どころか、
「スムーズに承継できた」という話さえなかなか聞くことがありません。

「実質的な交代が進まない」
「社員をうまく統率できない」

などの状況に陥りやすいのも事実なのです。

「ファミリービジネスの承継がうまくいかない」には理由があります

ファミリービジネスの強みは「⻑期の経営視点で考えられる」「意思決定のスピードが速い」「事業に愛着がある」「利他の精神を備えている」ことです。しかし、この強みを自覚しないまま、あるいは問題の火種を見ないふりし続けていると、以下のような承継期における経営問題が発生しかねません。

ファミリービジネスの承継期に起こるさまざまな問題

  • 経営者の居座り問題

    会社の将来よりも個人の自尊欲求を
    優先してしまい、交替が遅れる

  • オレ流マネジメント問題

    経験と勘と度胸による判断、外に学び
    を求めない姿勢で経営が進化しない

  • ノンファミリーの不活性問題

    ノンファミリーの育成や幹部登用に消極的で、
    能力を十分に活用できない

  • 感情もつれの潜伏問題

    家族・親族内の関係における感情の
    もつれが露呈し、対立姿勢になる

  • パンドラ箱の問題

    承継期に、ここぞとばかりに出てくる社内外からの不満や期待を強引に抑え込み、結果として後継者が孤立する

  • 自己顕示の焦り問題

    後継者が自分色を出すことを焦り、社員には受け止めきれない施策が乱立され、施策が中途半端になる

これらの問題は自分では意外に気づかないもの。現状の見立てを希望される方は、ご相談ください。

ファミリービジネス承継期の問題解決のヒントは、
「人」と「組織」にあります

ファミリービジネス承継期における経営問題は、その根っこに人や組織の問題がある場合が多く見受けられます。つまり、こうした経営問題を解決するには、まず人や組織の問題を解きほぐすことが非常に重要なのです。
では、どのように人と組織の問題に取り組めばよいのでしょうか。ファミリービジネスの特徴を踏まえたヒントを2つご紹介します。

01

「ファミリー」「オーナー」「ビジネス」、それぞれの役割を明らかにする

「ファミリー」「オーナー」「ビジネス」、それぞれの役割を明らかにする

ファミリービジネスには、「ファミリー」「オーナー」「ビジネス」の3つの立場の人々が関わります。3つの立場には、それぞれに大切な役割があります。その役割を互いに受け止め、緊密に連携することで、安定した経営が可能になります。
特に、3つの立場すべてに関わる人(株主かつ創業家かつ経営者)が指針を定めてそれぞれに働きかけていくことが重要です。

一般企業とファミリービジネスの
構造的な違い

上図右の「ファミリービジネス(3要素)」はRenato Tagiuri氏とJohn A.Davis氏による「スリーサークルモデル」を応用して、西川盛郎氏がオリジナルで作成したもの。

02

組織変革の3ステップのうち、「解凍」フェーズに注力する

組織変革の3ステップのうち、「解凍」フェーズに注力する

ドイツの心理学者Kurt Zadek Lewin氏は、組織変革のプロセスでは「解凍」「変化」「再凍結」の3ステップを踏むことを提唱しています。ファミリービジネス承継期において、特に大切なのが「解凍」ステップです。焦って「変化」を急ぎ過ぎず、「解凍」に心と時間を注ぐことが大切です。

組織変革のプロセスにおける
3つのステップ

社会心理学者Kurt Zadek Lewin氏により提唱された、組織変革のプロセスの段階を示したモデルに、ブリコルールが「各ステップの目指す状態像」と「施策の例」を反映させたもの。

ブリコルールは、ファミリービジネスを得意とする
「人と組織の専門家」です

私たちブリコルールは、関係や気持ちという目に見えにくい資産を見立て、変革施策を仕立てて伴走する、「人と組織の専門家」です。この分野に関する豊富な知識と経験があるだけでなく、ファミリービジネス特有の複雑さや可能性を熟知しており、承継期における組織変革支援に数多く取り組んできました。
ブリコルールが組織変革支援にあたって実施している4つの領域をご紹介します。

ブリコルールの組織変革支援における4つの領域

  • 理念を新しく掲げる

    掲げられた理念をお題目にとどめない。事業目標に対するやらされ感がない。
    ~確かな道しるべとして輝く北極星のように存在する理念を、一人ひとりが実現したい「自分ごと」に重ね合わせ、職場の「みんなごと」として納得して進んでいる状態をつくります。

  • 個人のスキルを高める

    人の可能性を勝手に決めつけない。意識や意欲の問題だと見切らない。理念を体現する姿勢と行動力を備えていく。
    ~花や木や子どもを育てようとすると自分も育つように、育て合う環境をつくり、人の成⻑が自分ごとになっている状態をつくります。

  • 親族間や経営層/社員間の
    関係を整える

    多様な能力、個性を疎ましがらない。丁寧につむがれた糸が丈夫な布になるように、互いを受け止め、その関係性にも自覚的になっていく。
    ~職場のみんなごと化された目的に向かって、適切な役割分担が行われている状態をつくります。

  • 活躍のフィールドを整える

    結果の良し悪しだけにとらわれない。一人ひとりが経験から学び、知識を職場に還元していく。
    ~きちんと整えられているフィールドでこそ、人は力を存分に発揮できるもの。個々に蓄積された知恵が、他からは得られない職場固有の力となり、目的の実現に向けて発揮されていく状態をつくります。

これらの領域について課題を感じられている方、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

ファミリービジネス承継期の組織変革事例を紹介します

ブリコルールでは、さまざまなファミリービジネス企業の承継期における組織変革を支援してきました。実際に各企業がどのように取り組んだのか、そしてどのような成果を手にしたのか、お客様からお聞きしています。

  • 学校法人佐々木学園

    東京総合美容専門学校と東京グローバルビジネス専門学校を運営する佐々木学園。婚家の家業を継いだ佐々木由理事長を中心に、教職員が力を合わせて取り組んだ、理念策定と人事制度・組織変革のプロセスと成果を振り返ります。

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  • 三穂電機株式会社

    前社長の卓越したリーダーシップによって成長を遂げた三穂電機。新社長の油原一博氏が創立100周年を機に立ち上げた、企業理念の策定および社内への浸透プロジェクトによって、現場社員の意識や行動に変化が見られるようになりました。

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  • 株式会社神戸屋

    1918年創業の神戸屋の6代目社長に、桐山晋氏が35歳の若さで就任。大胆な事業ポートフォリオの転換とともに、人事制度の改革や次世代の幹部育成にも積極的に取り組む桐山社長が、承継の舞台裏や今後の組織づくりについて語っています。

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  • 株式会社中川政七商店

    江戸時代から300年続く麻織物の老舗である中川政七商店は、2018年、創業以来初の親族外承継を実施。現在の経営幹部の一人である荻野祐副社長に、承継後の組織の状況や、さらなる飛躍に向けた人事施策についてお話を伺いました。

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ブリコルールでは、さまざまな企業を対象に人・組織づくりのご支援を行っています。その他の事例はこちらをご覧ください。

全国の歴史あるファミリービジネス企業を支援しています

ブリコルールは、規模や業種を問わず、幅広くファミリービジネス企業を支援しています。また、全国各地に足を運んで顔の見えるお付き合いを大切にして、徹底的にお客様に合わせた対応を行います。

ブリコルールが支援した
ファミリービジネス企業の例

ビジネスパートナーからは高い評価をいただいています

ブリコルールは各分野の専門家とビジネスパートナーとしての関係性を築いてきました。状況に応じて柔軟に連携しながらお客様の支援にあたっています。ビジネスパートナーである5人の方々からコメントをいただきました。

  • 家業イノベーション・ラボ
    実行委員

    片山 あゆ美 様

    「家業イノベーション・ラボ」というファミリービジネス後継者のためのコミュニティを運営しています…

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  • やまと監査法人/やまと税理士法人
    代表社員

    木村 喬 様

    ブリコルールさんとは共にセミナーを開くなどの交流があり、「能力・お人柄ともに信頼のおけるプ…

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  • グロースポイント・エクイティ
    パートナー

    新谷 大輔 様

    ブリコルールの皆さんはそれぞれ魅力的な個性をおもちですが、共通して感じるのは「聴く」姿勢で…

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  • HRコンサルタント

    谷田 好弘 様

    ブリコルールさんに近いHR領域でコンサルタントをしています。お客様とのやりとりで自分がお受けで…

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  • 社会保険労務士法人MRパートナーズ
    代表社員

    猶木 貴彦 様

    ファミリービジネスは、親族・家族、株主、社員、それぞれの思惑が交錯し、一筋縄ではいかない…

    インタビューを見る

新旧を融合させて”まだないもの”をつくりだし
ファミリービジネス承継期の組織変革を支援します

ページ冒頭の写真は、森林を再生させる「萌芽更新」の一場面を捉えたものです。もとの木の幹を切ると、切り株の脇や上などから芽が出てきます。切り株がしっかりとした土台となり、地表からの栄養や水分を芽におくるので一から新しい苗を植えるよりはるかに育ちやすくなるそうです。また、もとの幹はなめらかに切るほどに良いそうで、なんだか親木の覚悟が次の世代に託す潔さにも思えてきます。この「萌芽更新」は、会社を育てる方法の一つであると、私たちは考えます。

ブリコルールは組織開発コンサルタントです。たくさんの会社の組織づくりをお手伝いしてきましたが、30年近い経験を振り返ると「ファミリービジネス企業の承継タイミングでの出番」が多いことに気づきました。では、なぜ私たちの出番が多くなるのでしょうか。

ファミリービジネス企業の承継においては「株主」「ビジネス」だけでなく「ファミリー」をガバナンスすることが必要です。家族や親族という関係者が増えることで一気に複雑な利害関係が浮き彫りになります。たくさんの利害関係者が急に登場したり、価値観の違いや感情のもつれという慣れない問題に遭遇したりといった難しさがあり、「ファミリービジネス企業の承継はなかなかうまくいかない」という通説も耳にします。この難しい局面に立ち向かうから必要があるからこそ、私たちのようなコンサルタントの幅広い経験や第三者としての視点が求められているのです。

ファミリービジネス企業の承継タイミングは、新旧の資源を融合させて新しいステージを拓く絶好の機会です。先代の類い稀なる事業センスやカリスマ性と、次代の溢れる意欲やアイデアをうまく融合させて、”まだないもの”をつくりだせるチャンスとして活かしましょう。

私たちは、「今あるものを活かして、まだないものをつくりだす」という姿勢を、ブリコルールという社名に込めています。組織開発コンサルタントとしてはユニークといえる、「理念づくり」「制度づくり」「人づくり」「関係づくり」を一手にお引き受けできる十分な技術と経験を備えていると自負しています。先代と会社のこれまでの歴史、家族・親族の関係の紐解きを丁寧にお付き合いし、承継すべき資産を見立て、次代の熱意に寄り添いながら会社承継タイミングの組織づくりまでを仕立てる「人と組織の専門家」として、スムーズな承継後の立ち上がりを支援します。

株式会社BRICOLEUR 代表取締役
日本ファミリービジネスアドバイザー協会 フェロー
野元 義久

ブリコルール 代表 野元義久の詳しいプロフィールはこちら 代表・野元のプロフィールはこちら

少数精鋭体制で、スペシャリストが寄り添います。

私たちは30年近くにわたり、組織づくり・組織変革の支援に取り組んできました。ファミリービジネス承継期における組織のお悩みのご相談、ご支援内容の詳細などは、どうぞお気軽にお問い合わせください。また、金融機関やファミリービジネス承継を支援する方々に向けた講演・寄稿も行っております。これまでの講演・寄稿実績について紹介しておりますので、ご興味のある方は下記からご覧ください。